2021/09/17

さしだせばどうなったかと思いつつ自分のためにさす傘の紺/工藤吉生

 さしだせばどうなったかと思いつつ自分のためにさす傘の紺/工藤吉生

歌集『世界で一番すばらしい俺』より

紺の傘、ではなく、傘の紺。夜の色だと思った。
日常に溢れる「もし」。できないと分かっていても。それでも。
迷いとか後悔とかが見え隠れしつつ、自分のためにさす。
紺色って不思議な色だと思う。夜の色で、でも真っ暗じゃない。
包み込む色。いいなぁ。好きだなぁ。


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