2023/09/26

インストゥルメンタルとなりて気の抜けたサイダーのごとくなれるを歯科に聴きをり/島田幸典

 インストゥルメンタルとなりて気の抜けたサイダーのごとくなれるを歯科に聴きをり/島田幸典

短歌研究2023年5+6月号より

どこで句切るか迷うのに、読みにくさはない。何となくふわっとした、
リラックスする時間と思いきや、結句でびっくりする。
サイダーの泡が一瞬であの機械の音となって消えてゆく。
無になって耐えるような。終わった後も心ここにあらずで
音楽と溶けちゃうようで好きだな。


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