2024/11/14

うたがはぬ力授かり生まれし君らに母といふ泥の床/辰巳泰子

うたがはぬ力授かり生まれし君らに母といふ泥の床/辰巳泰子

現代短歌の鑑賞101より

幼い子にとって、母は世界だ。いつしか母も一人の人間と知る。
泥の床。体内から生まれたという生々しさと、けっして
落ちることなく足もとに広がるぬかるみ。ああそうか。
最初に疑う人間は母か。そこから泥の床へ。母は呪縛だと思うのは、
私が良い母でも子でもないからだろうな。


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