2024/12/15

やはらかく畳のへりを踏んでゆく猫の足音あのとのなかに覚めたり/大辻隆弘

 やはらかく畳のへりを踏んでゆく猫の足音(あのと)のなかに覚めたり/大辻隆弘

現代の歌人140より

夏の日のうたた寝という感じがする。実際にはそんなに
静かじゃないのかもしれないけど。自分自身も畳の上にごろんと
横になって、だから尚更猫の足音が響いたのかなと。
やはらかく、からまどろんでいくような空気が
結句の覚めたり、で夢現みたいな読後感があって好き。


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