2021/10/02

泣かずとも私は私に沿うだろう花瓶にたっぷり水をそそいで/塚田千束

 泣かずとも私は私に沿うだろう花瓶にたっぷり水をそそいで/塚田千束

短歌研究2021年10月号より

しっかりとした芯を感じる歌だ。自分をなぐさめる術を知っている。
自問自答しながら、花瓶の水を満たしていく。寄り沿って寄り沿って。
何かうまく言えないな。泣くべきだったのかもしれない。
でも泣かない、泣けない自分を知っている。
たっぷりの水はいつかこぼれるのかもしれない。


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