2025/09/06

[今日の短歌/玉井清弘]バスの中誰も声せず幼きがあーあとふかきかなしみもらす

 バスの中誰も声せず幼きがあーあとふかきかなしみもらす/玉井清弘

現代の歌人140より

どこにも乗客の姿は描かれていないのに、疲れた大人たちと、
差し込む夕日が見えてくるのが面白いな。あーあからの平仮名が
間延びしてるようにも、落胆してるようにも見えつつ、
赤ちゃんの無垢な声が逆に達観してるかのようで、
何だか自分が情けないような、申し訳ないような気持ちになる。




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