2025/10/29

[今日の短歌/中川佐和子]電線に積もれる雪が舌打ちのような音して路上に落ちぬ

 電線に積もれる雪が舌打ちのような音して路上に落ちぬ/中川佐和子

現代の歌人140より

けっしてそんな音ではないと思うのだが。
いや、そんな音だったかなと思い出してみる。細く積もった、
不安定な湿った雪。舌打ちは不安さの表れかな。そう考えると
「路上に落ちぬ」も不穏な空気をまとっている気がしてくる。
なぜ舌打ちのように聞こえたんだろう。自分の心を写す。




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