2025/08/19

[今日の短歌/来嶋靖生]灯の下に拳を握りまたひらく何一つなきもののすがしさ

 灯の下に拳を握りまたひらく何一つなきもののすがしさ/来嶋靖生


現代の歌人140より

てのひらにあるものって何かと比喩に使われる。
この歌の、何かを確かめるような、それでいて、
どこか安心したような、持たないことを決めている?
いや、他人を羨んでるのかな。自虐めいても見えてきた。
灯の下なのも暴かれてしまうようなほの暗さがある。
心惹かれる歌。

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