2025/11/23

[今日の短歌/前田康子]草の上で踊ってみたいと思うとき遠いところへ腕は伸びたり

 草の上で踊ってみたいと思うとき遠いところへ腕は伸びたり/前田康子

現代の歌人140より

伸ばした手は空を切るような、届かない空想の世界のような、
現実の体がここにある虚しさというか淋しさというか。
きっと草の上で踊らないだろう。でも遠いところで、
誰でもない自分になりたい。現実逃避とは違う、
ボタンの掛け違いのような虚しさを感じたんだ。




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